バッチ博士のフラワーエッセンス プロ養成 集中講座 体験談
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〜バッチ博士のフラワーエッセンスプロ養成集中講座臨床体験談〜
高山京子

掲載日: 2009年 9月 8日 


これらの2件の練習セッションをさせて頂くにあたり、私(高山)は、フラワーエッセンスのセラピストの有資格者ではなく、これは講座修了の為の練習セッションであることと、フラワーエッセンスは医療ではないことを、事前に説明し、了解頂い上で行った。
*弊社注:掲載にあたり、クライエントの方々から承認を得ております。


*セッションA*
●クライエントについて

S.T(女性 30代)
フラワーエッセンスの知識はそんなにない。
8年ほど前に1年間ほどバッチ博士のフラワーエッセンスを自分の直感でえらんだものを飲んだ経験がある。
◎現在気になっていること、希望すること
仕事(治療、セラピー関係の経営)が忙しいのは有難いのだが、一人ですべてをこなさねばならない。お客様に振り回されているようで、延長料金の設定などないので時間が延びてしまい、次の予約の準備をアタフタとする状態。私のやりたい仕事は、本当にこれだったのかわからなくなってしまった。毎日心身ともにつかれている。
◎テーマ
自分の魂が喜ぶことをやって過ごしたい。

リーディングされたフラワーエッセンス
ヴァイン・ラーチ・アグリモニー(第1チャクラ)
ホーンビーム(第3チャクラ)
オリーブ(第4チャクラ)
                ↓
テーマに関連するセラピストの見立て
*講座テキスト「バッチ博士のフラワーエッセンスガイドブック」(講座講師著・フレグランスジャーナル社刊)を主に参考にして。
【ヴァイン】
とても面倒見が良いので、助けようとするのですが、他の人々の行動を指示することによって、彼らの「手助け」をしようとする傾向にあるのかもしれません。
それは、力の使い方を誤用していることになります。このフラワーエッセンスは、持ち前の大きなパワーを奉仕のために肯定的に使えるようにしてくれるでしょう。
また、人々にインスピレーションや自信を与えられるようになり、理想的なリーダーへと変容します。つまり、真の意味での他の人々を手助けできるようにサポートしてくれます。
ラーチ
本来は様々な能力をもっています。しかし、過去の失敗にこだわってしまうため物事をやる前から自分の失敗が確実で、成功しないと信じこんでいます。ですから、行動的になろうとするときに恐れを感じます。人生での多くの挑戦を避けようとします。新しい経験をしようとしないので、自分の潜在能力を開花させることができず、ますます自信をなくしてしまうのです。簡単にすぐ諦めてしまう癖がついているかもしれません。このように自信の持てない人が自分の成功を疑う時、このフラワーエッセンスは自信を与え、肯定的にしてくれるのに役立ちます。
自分はできないという信じ込みを解き放ち、潜在している能力が開花することをサポートしてくれます。高い目標にトライするより、まず身近な試験や発表などにチャレンジして自分に自信をつけていきましょう。
また、成功している自分をイメージできるようなポジティブな言葉を鏡の自分に向かって言うことも、自信につながるでしょう。
アグリモニー
親切で明るく、皆の人気者で中心的存在です。しかし、内側にたえず不安や恐怖があるのにそれを、外側に出しません。病気の時でさえ苦しみを隠し、平気を装うかもしれません。つまり自分自身に価値を置いいるのではなく、他の人に自分がどううつるかを気にしているのです。また、一人でいることを好みません。何故なら一人でいる時、人は自分自身の影の部分と対面しなければならないからです。自分の問題や否定的側面を認めたくないからです。
このフラワーエッセンスは内側の苦悩を軽減し、本当の喜びと幸せを持ち込んでくれます。自分の問題を正直にみつめる質を育んでくれます。生の両面を認め、あるがままの自分自身を受け入れて愛せるようになるでしょう。否定的なものも含め、ありのままの自分を表現することで、他の人々と深いところからつながることができるのです。
ホーンビーム
第3チャクラは、感情ともかかわっています。とっても疲れていて、朝起きて「ああ、また今日がきてしまったのか」と思ってしまう嫌気がさしてる状態なのかもしれません。自分の日々の仕事をつまらなく感じたり、無気力で集中できない灰色のフィーリングの感じです。これは、例えば会社で同じ仕事を続ける等、ひとつのパターンにはまりこんで生活しており、なにも挑戦がなくなって飽き飽きしていることが要因にあるかもしれません。
このフラワーエッセンスは朝起きて疲れた感じの時には、その状態から抜け出て外に出て行けるようにサポートしてくれます。日常的な停滞から抜け出し、日々楽しい体験ができる新しい1日として暮らせるように、態度を変容させてくれます。
日常生活、仕事に喜びを取り戻し、熱中や興味をもたらしてくれるのです。明日をワクワクして待つことができるようにしてくれるでしょう。
スポーツ等で身体を動かしたり、まったく違ったことに挑戦してみるのもいいでしょう。
オリーブ
肉体的な疲労、感情的な物事に関わって疲れているマインド、オーバーワーク、睡眠不足等、精神的・肉体的・すべての面で消耗し、疲れきっていることが慢性的になっている状態です。
どんどん物事をやり続け疲れきってしまう人は、エネルギーを注ぎ込むことだけをしています。自分を酷使する傾向、限界以上のことを自分にさせてしまったことに気づく必要があるかもしれません。エネルギーの使い方を学ぶ必要があるのです。
個人的な制限のあるエネルギーではなく、存在全体、宇宙全体の無限のエネルギーにチューニングを合わせましょう。エネルギーを受け取っては流し、受け取っては流し・・・そうすることで、肉体的な疲労もほどけていきます。
このフラワーエッセンスは、再生、復活を表します。心身に強さを与え、活力を回復させエネルギーを再び補給してくれます。
仕事がセラピストをされているので、セッションをやりすぎて疲れきってしまった時など是非手元において、利用していただきたいエッセンスです。

見立てを聞いてのクライエントの感想
今の状態、疲れていることがよくでていました。本当は何をしたいのか?
それがわかれば、うまくいくような気がします。フラワーエッセンスは、マイナスをプラスに変えるサポートをしてくれるというので楽しみです。気づきがやってくればいいなと思います。少し前向きな気持ちになりました。 

クライエントのフィードバック(2週間後)
気づくと、あんなに疲れていたのに朝起きられるようになっていた。そういえば、前より少し身体が軽く感じられる。今まで、毎日えたいの知れない何かに追いかけられ、心が落ち着かなかった。心臓がいつもドキドキしっぱなし、身体がいつも緊張していたように思う。
テレビで赤塚富士夫の「これでいいのだ。」という言葉が流れてきた。心の奥では休みをとりなさいというのがわかっているのに、経済的理由で怖くて仕事を休むことができなかった。疲れている自分の身体にむかって「どうしてもっとがんばれないの?」と不満をもっている自分に気づいた。私の身体の声を聞くことができるのは自分だけなのにどうして受け入れてあげられないのか。疲れていてどう生きていったらいいのかわからない今に抵抗しているから、辛いのかもしれない。「ただこの状況を受け入れよう。」そう思ったら、休む勇気がでてきた。
今まで名目上、週休2日としていたが、実際週1日しか休むことができないのが現状だった。フラワーエッセンスを飲んだことをきっかけに、思い切って週休2日を実行する決心をした。でも、その2日間ともひたすら1日中寝ているだけだが・・・
私は疲れている。これからどうしたらいいのかわからない。「でも今はこれでいいのだ。」根拠はないけど、これから先きっと大丈夫。信じる気持ちが出てきて、今まで縮こまっていた魂がフーと広がったような気がする。 

このセッションを振り返って
このクライエントさんはセラピストの仕事もしている方なので、エネルギーには敏感だ。必要なフラワーエッセンスを選んでいる時、「今のボトル気になるんだけど」と言われてセッションの流れが止まった。私自身もそのボトルを手にした時、グワーと底からわきおこる強いエネルギーを感じていたのだった。心のなかでこのボトルは選ばれると思ったが、ペンジュラムは必要ないと反応した。私は心の中で「え〜どうして?」と思ったが、必要ないボトルとしてかたずけた時、クライエントに声をかけられたのだ。私もあのボトルに感じるものがあったので、「最後にもう1回確認をしてみましょう。」と言った。最後に再確認してみたが、やはり必要ないと出た。この時のセッションで、私はテーマにそったボトルをしっかり選べていないのではないかという不安を抱えていた。手でエネルギーを感じたのにペンジュラムはえらんでくれないからだ。
その時リーディングされたボトルは《ワイルドオート》だ。フォーカスを意味し、魂の目的を知り、真実の道を歩むことをサポートしてくれるフラワーエッセンスなので、クライエントのテーマにぴったりではないか。なのに何故・・・あの時はその意味がわからなかった。今レポートを書いていてきづいた。あの時の彼女にはまだ必要でなかったのだ。まだそれを必要とする段階にきていないのだ。
私が選んでいるのではないのだ。おおいなるものが私の身体をとおして教えてくれている。今自分でレポートをかいていて、涙が出るほど感動している。クライエントが仮に選ばれたボトルに不満や疑問を持っても、私は自信をもつのだ。頭で「このボトルは選ばれる」と思ってもそうはならなかった。あきらかに私は見えない力を借りて、セッションをしているのだ。
セラピストはなぜ必要なのか?フラワーエッセンスの説明を見て、自分の判断でボトルを選ぶこともできる。でもそれは、今の自分に本当に必要なものなのか。顕在意識ではそうだが、潜在意識では違うかもしれない。人は変化している。3ヶ月前に必要なものが同じく今必要だろうか?違う。今なのだ。将来必要なものを今あたえても意味がない。クライエントさんが来た時の「今」なのだ。花の説明ばかりにこだわることなく、その選ばれたフラワーエッセンスにピンとこなくても花のエネルギーは的確にサポートしてくれているのだ。セラピストがどうあるべきか気づかせてもらった。私は選ばれたボトルに自信をもつことを学んだ。人間の思考のとおりにペンジュラムは動かない。それは、おおいなる存在によって動いているからだ。今回のセッションは身をもってそれを体験した。


*セッションB*
●クライエントについて

E.T(女性 60代 セッションAのクライエントの母)
フラワーエッセンスの知識と経験はない。
◎現在気になっていること、希望すること
・いつも咳こみ、夜も眠れず、身体がつらい。元気になりたい。
・子供が誰も結婚していない。孫を抱きたい。
◎テーマ
健康になって体のつらさを忘れたい。

リーディングされたフラワーエッセンス
・セントーリー(第2チャクラ)
・チェストナットバッド(第3チャクラ)
・バーベイン(第3チャクラ)
・オーク(第4チャクラ)

テーマに関連するセラピストの見立て
*講座テキスト「バッチ博士のフラワーエッセンスガイドブック」(講座講師著・フレグランスジャーナル社刊)を主に参考にして。
セントーリー
第2チャクラに不調和があると、だるい、強い疲労感を伴うことがあります。
セントーリのタイプの方は、他人の影響を受けて行動します。嫌だと言うことができないため働きすぎて疲れてしまいます。自分が持っている能力よりも、自ら多くを与えてしまう傾向があるからです。このタイプには、働きすぎからの疲労で青い顔をしている人もいます。
家族のため、仕事のためにと働きすぎていませんか?自分を助けるのは、自分自身です。もっと自分に重心をおき、疲れていると思ったら断る勇気も必要でしょう。このフラワーエッセンスは、バランスの取れた方法で人に与えたり分かちあったりできるようになるでしょう。
チェストナットバッド
第3チャクラは、さまざまな感情的なものがためこまれる部分です。
このフラワーエッセンスは過去の間違いを理解することができず、同じあやまちを繰り返す人に必要とされます。このタイプの人は過去に起こった出来事から目をそむける傾向があります。人生のパターンを見つめ自発的に取り組もうという気持ちがありません。過去の失敗に対する恐れが身体に影響しているのかもしれません。このフラワーエッセンスは、失敗は悪いことではないこと、同じ間違いを繰り返さないようにその出来事をよく観ることをサポートしてくれます。
バーベイン
日中の疲れを取るために休むことができず、限界を超えて物事をやり続けることでイライラします。このため一時的に誰かがやったことや言ったことに対して、間違っているとか不正だとか、一方的に責めることがあるかもしれません。
忙しい一日のなかでも、何も考えないくつろぐ時間をもつことが身体の緊張をほぐし、それが身体の調子を整えてくれるでしょう。
オーク
第4チャクラは、肺の問題・循環器・リンパ系と関係があります。
オークというフラワーエッセンスはオーバーワーク等で健康を害し、力が衰え、落胆して欲求不満になった時に役に立ちます。「〜しなければならない」という考えにとらわれています。このタイプの人のなかには、たとえ病気になったとしても、走り続けてしまう人もいるかもしれません。決して不平不満を言わない人です。
このフラワーエッセンスは、精神や肉体が休養を必要としていることに気づかせてくれます。
また緊張をほぐしエネルギーを流してくれます。

見立てを聞いてのクライエントの感想
 具合の悪いときでも、文句をいわずに働いてしまうことが、体調の悪いことの原因のように思う。しかし、忙しいときなど、今日は体調が悪いとは言いにくい。フラワーエッセンスを飲んで、体調の悪いときは、断ることができる勇気がだせたらなと思う。

クライエントのフィードバック(2週間後)
身体的に症状が楽になったという事はおこらなかった。その点では変化が目にみえたらどんなに良かったかと思う。
家族の中でアクシデントがおきた。7月10日に主人が腕を骨折して入院してしまった。手術もすることとなり色々せわしい日々が続いた。たしかに、それはそれで大変だったのだが、そのアクシデントのおかげで仕事を休むことになった。(ご主人が会社経営のため事務関係の仕事を補助している。家族はご主人と子供3人の5人家族)
配偶者と離れたことで、夜寝る時間も朝起きる時間も自分の自由がきいた。
それは、主人が病気になったのではなく、骨折だったので直るということで、精神的負担はそんなになかったから、夜も眠れたのだと思う。
フラワーエッセンスを飲んだからといって、咳や痰がおさまったということはなかった。しかし、飲むようになってから心が少し軽いことに気づいた。
きっと、しばらく仕事をしなくてよかったので身体を休ませることができたからだと思う。もちろん、主人の見舞いで病院の往復は大変だったが、心は疲れない。いかに仕事をしている時は、身体も精神もすり減らしているのかがわかった。
いつもいつも、仕事と家事でどれだけ自分を縛り付けてきたことか・・・
今回の経験でほんの少しの時間でいいから、自分のくつろげる場所や時間をもつことが、こんなにも心を軽くさせるとは思わなかった。
自分は忙しい毎日を送ることは仕方ないことだとあきらめていたが、自分一人になる場所をつくったら、少しは心も身体も軽くなることがわかった。これは、大きな発見だった。

このセッションを振り返って
このクライエントは私の友人の母親だ。友達に練習セッションを依頼したら、親もしてほしいと先方からお願いされた形だった。
病院に行ってもよくならない状況から他に治す方法を求めていたのだと思う。いままでは、身体に不調があり、軽いうつなどの症状のある人はセッションした経験がない。身体に慢性の病気を抱えるとこんなにも気力がなくなるのだと五感で感じた。身体をなおしたくてきっと、「あれがいい。」といえば、それに挑戦し、「これが効く」といえば試し、色々な事をしてきたのだろうと思う。そのたびに働きかけがなくガッカリして、今では諦めているように感じ取った。今回のフラワーエッセンスもそんなに期待していないのだろう。身体に不調のある人はすぐ目に見えて身体に働きかけのあるものを望む傾向があるのだろうか?
クライエントは病気に対して絶望しているように思えたが、それではなぜ、ゴースやワイルドローズがでなかったのかと疑問があった。病気を抱えている人には、希望、勇気、自信などが必要なのではと思ったからだ。
でも、今こうしてレポートを書いていると、クライエントに今必要なのは、まず休息だったからなのだと気づいた。物事には段階がある。病気になったのは、心の不調が元でなる場合もある。それは、その人の日ごろの考えかたの癖にあるかもしれないし、生活環境にあるかもしれない。心と身体はつながっている。フラワーエッセンスが言いたかった事は、まず、身体を休めてそれによって頭も疲れがとれて、正常な判断もできる。無理をしている自分に気づき休みをとる。そして無理をしている原因を自分でみつける。
身体が少し楽になると思考が冴えてくる。それから次に必要になるフラワーエッセンスが変わるのかもしれない。次の段階で「やる気」を与えるものだったり、内側を見つめ気づきを得たりするのだ。少しずつだが、エネルギーは確かに動いているのだ。
フラワーエッセンスは医療ではない。その点はクライエントさんにはしっかり理解してもらわねばならないと思った。しかし、気づきをもたらすことをサポートできる。クライエントさんが自分の内側を見つめつながることができたら、色々な縁ができ、そこから良いドクターと出会えるかもしれない・・・
慢性病のクライエントさんが来たらまずその辛さに同情でなく共感できること。
病気をもっている方にはこの点がとても大切に思う。つまりセラピストとの信頼関係だ。長い間、期待しては思うように内なる癒しの実感がでないという経験を繰り返しているとそれを癒すには長期のフラワーエッセンスの使用が必要となってくる。「心を開いて愛をもって接する。」それをいつも心がけていきたい。