マウントフジフラワーエッセンス 基礎講座 体験談
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H.Y
掲載日: 2009年 2月 21日

 
<はじめに>
 この体験談は、マウントフジフラワーエッセンス基礎講座修了にあたってのものであると同時に、マウントフジフラワーエッセンス基礎講座の集大成としての、自分自身のための記録でもあると思っているので、何でも記しておきたいことを記していこうと思う。今の時点では、「こんな作用がありました!」とはっきりとは報告できないような、そんなあいまいな気持ちがある。3ヶ月にわたって、1週間〜2週間というスパンでテーマが変わり、いろんな種類のマウントフジフラワーエッセンスを飲んでいくことは、ある意味怒涛のような日々だった。その凝縮した時間を、自分でもまだ消化しきれていないようなのだ。マウントフジフラワーエッセンス基礎講座の内容や各種類のマウントフジフラワーエッセンスから贈られたギフトを、十分意識して受け取るところまではいっておらず、今の自分にはまだわからない何かしらの“気づき”が後々になって出てくるかもしれない、そんな気がしている。
そのため、『マウントフジフラワーエッセンス基礎講座で得られた作用についてわかりやすく書かれた体験談』とはならないかもしれないが、“とにかく印象に残ったこと”という観点で記していこうと思っている次第である。


<「マウントフジフラワーエッセンス基礎講座」に参加する経緯>
 マウントフジフラワーエッセンス基礎講座に参加することを決めた、ひとつの大きなきっかけがあった。その話を抜きにすると、集大成としての体験談が意味を成さないのでは、というくらい私にとって大きな出来事だ。 
 「マウントフジフラワーエッセンス基礎講座は、あらかじめ設定された各回のテーマにそって、系統立てて進められていくスタイルだが、もしかすると私にとってはこの出来事が、各回のそれぞれ異なるテーマ(ともするとばらばらにも見える)の深い部分を貫いて流れていた、大きな共通のテーマだったかもしれない、と今感じている。

 そのきっかけとは、あるところで、あるヒーラーから個人セッションを受けたことであった。そこで私は、思ってもみなかった事柄を告げられて大きなショックを受けたのだが、それ以上に、その事柄に対してなされたアドバイスにものすごく動揺してしまった。そのヒーラーは、その世界でとても認められている権威のある人だったので、アドバイスは絶大な影響力をもって私を揺さぶってきた。そのときはあらゆる意味で動揺していたのでよくわからなかったが、今になってわかるのは、私は事柄そのものよりも、その助言やそれを支えている考え方、そういう助言をしてくるヒーラーのあり様や価値観にショックを受けたということだ。
 その個人セッションを終えて私の中に残った感覚は、“ざっくり傷を負った”だった。その傷は、自分でフラワーエッセンスを選んで飲んで対処するだけではカバーしきれないほど大きなもので、誰かプロの人の助けが欲しいと、講師のパビットラさんの「マウントフジフラワーエッセンスエネルギーボディ(サトルボディ)ヒーリング」個人セッションを申し込んだ。その理由は、以前に読んだ文章の中から、パビットラさんのあり様というのが、“判断しない、裁かない”という受容的なあり方だったと記憶していたからである。今の私にとってはまさに、こういう世界観のもとに行われる個人セッションに触れることが大きな救いになる、と直観したのだと思う。
 すばやく動いて、傷を負ってから間髪入れずに個人セッションを受けることができ、願っていたとおり大きな救いを得ることができた。それは、今の状況から抜け出る助けとなるマウントフジフラワーエッセンスが選ばれたことへの安心感でもあったが、やはり大きな救いとなったのは個人セッションそのものであった。想像していた以上に、個人セッションでのパビットラさんの受容的なあり様に癒されたのだった。
 その実感が、マウントフジフラワーエッセンスの世界へさらに関心を向けさせた。あるエッセンスの世界というのは、作り手のあり様や世界観、意識を反映しているだろうから、そのフラワーエッセンスの世界にもっと触れたい、もっと癒されたい、という思いが強くなり、このマウントフジフラワーエッセンス基礎講座を受けることに決めたのだった。


<@ 第1チャクラの回>
 この回で印象に残っている言葉。
“自分のものさしを作ること。人と比べない。=自分でいかに自分を愛するかということ”
“第1チャクラはすべての基本で源。ここのエネルギーがブロックされていると、上に上がるエネルギーがカットされ、上のすべてのチャクラが不調和になる。幼少期の問題、保護されていたかどうかが関わってくる”

 この日のリーディング実技は、第1身体を使って選ぶというものだった。むずかしい!初めてで勝手がわからず、時間をかけすぎてしまった。終わりの方になって時間が足りなくなって焦ってしまい、迷っていた1本をはずしてしまう。「選ぶ種類の数はなるべく少ない方がいい」という考えが頭をよぎったため。その後、種類を知って後悔。
 選んだのはクサボケオオケタデ。はずしたのはアカツメクサ。はずした1本がいちばん欲しい1本だった。この心残りは消えず、翌日にハートサポートシステムに電話をして、入れていいかどうかをたずねた。よっぽど欲しかったのだろう。答えは、「あなた自身の気持ちを大切に・・・」というもので、入れることに決める。スタッフの方から、「そのプロセスも必要なものだったのでは?」と言われて少しほっとした。

 その後、第2チャクラの回までの間に、ある事件が起こる。それは、今までに経験したことのない恐怖、生死にかかわる恐怖を味わう事件で、まさに第1チャクラのテーマ、サバイバルに関する問題だった。そして、そのことをきっかけにして彼とけんかをしてしまう。それが、関係性に亀裂を作るような、お互いを傷つけ合うものだったので、これら一連の出来事は自分にとってとても緊急性、深刻性を帯びており、第1チャクラの回で選んだ種類だけでは対応できないと判断し、ここでまだ個人セッションをお願いすることに。個人セッションを受け、とりあえずの緊急状態からは脱することができた。

 その後、2人の間でひっかかっていたが言いづらかったことが気になってしまうような外的状況が起こり、内的にも気になってしょうがなくなってきてしまったため、それを彼にぶつけた。彼は、今までは気がすすまなかった・・・と言っていたが、お互いにとことん話し合った結果、実際に動いてみる、と言ってくれた。


<補助講座@>
 ハッとしたこと。カウンセリングの心構えのようなことを学んでいるとき、“大きい傷は見たくないから、心の奥底にしまわれ、かさぶたになって沈んでいる。そこで、カウンセラーが相手の傷を指摘するという行為は、傷を引きずり出してかさぶたをはがしているようなもの”という言葉を聞いて、まさにこの間のケンカで、私はこれを同じことを彼にしたのだなぁ・・・と思う。(おそらく、お互いに)


<補助講座A>
 彼が自らフラワーエッセンスを選びに行った日。選ばれたフラワーエッセンスについてすこし不安になり、あれこれとアドバイスをした私に彼は、「見守ってほしい」というようなことを言った。
その日の補助講座の中で、“質問した人の心の中にしか本当の答えはない。人の意見は助けにしかならない”という言葉を聞き、相手をもっと信頼する姿勢が私には必要だと思う。


<A 第2チャクラの回>
 印象的な言葉。“影響を受けやすい人、感情的になりやすい人は、第2身体がぶあつかったり、不安定だったりすることも。ものごとを大きくしたり、ドラマチックにしてしまったり、悪い暗示があるとすぐに信じてしまったりする”これはまさに私のことだ。

 この日のリーディング実技は、ハラセンターの機能を使って選ぶというもの。このときも確信が持てずあやふやだった。
 選ばれたのはヤブカンゾウ。本当は、ムシトリナデシコを期待していたので少しがっかり。しかし、ヤブカンゾウマウントフジフラワーエッセンス基礎講座が始まる少し前に自分で選んで飲んでいたコンビネーションの中に入っていたので、そのやり残しがまだあったのかな、と思う。それは、前の恋愛に対して選んだものだった。気持ちはもうだいぶ離れていたのだが、前の恋愛があまりにも長く苦しいものだったので、ひょんなことからそのときの傷がまだ自分の中に残っていることを知り、本当の意味でピリオドを打つために選んだものだった。その時は、ヤブカンゾウの説明にある、“慢性的鈍さ、傷つきすぎて感じることをやめてしまった、中毒的パターン、抑圧された感情・思考”という部分に惹かれて選んでいた。

 そしてその週、まさしくその前の恋愛の相手と出かけるという出来事があった。向こうから連絡がありそういう運びになったのだが、友だちとして会うことができた。本当はそこで、今までタブーになっていたお互いの今の恋愛の話をしなくては!(それで本当にピリオドが打てるのだ!)と思っていたが切り出せず。でも、あまりにもタブーの期間が長かったのだからそんなにあっさり行かなくてもしょうがないか、そんなにまじめにこうこうしなくては!と思わなくてもそのうち時がきたらお互いに話せる時がくるだろう、と思えた。それよりも重要なこと。別れ際の相手の態度に、以前だったら不安になり、疑念でざわざわと心が騒いでしまい苦しくなってしまっていたが、そのときは、「もう気にしなくていいんだ。」と思えてとても軽く、自由になった気がした。そのことで、自分がそこから本当に解放されつつあることを確信できてよかった。

 そしてこの週、彼にぶつけて話し合った、気になっていたことについて、彼が自分から動いてくれたという報告を受けた。うれしかった。2人の関係性を進めるにあたって、お互いにとってのハードルであった何かをひとつこえた気がした。
こうしてみると、ヤブカンゾウは昔の傷やショックに対してと、今の彼との間のケンカやわだかまりへの傷やショックに対してと、2重で働いてくれたように思える。


<B 第3チャクラの回>
 印象的な言葉。“人に見せたい自分と隠したい自分がある。二元性。両方を認めていくこと、仮面をつけている自分を認めてあげること!”

 この日のリーディング実技は、第3チャクラ次元の直観を使って選ぶというもの。この回はやりやすかった。いわゆるあてずっぽうとも言えるかもしれないが、選ぶときにわかりやすいサイン(色や匂いや、映像や、触感など)があまりない私にとって、「なんとなくこれ!」という感覚はとても気楽なのだ。
選ばれたのは、オオキンケイギクツルマンネングサヤマブキ

 この回、第1〜第3チャクラのエネルギーを絵にしていくという実技をした。第1チャクラは窯焚き、第2チャクラは勢いよくしぶきをあげている噴水、第3チャクラは読書・書くこと。どれもとても具体的で自分の好きなものばかり。
 そして、第3チャクラの回に選ばれたミックス液を飲んだ後に書いた絵は、昔近所の沼のほとりに生えていた、2本のポプラの木。とてもすっくと伸びていて、見ていて気持ちよくなるような木だった。その存在すら忘れていたので、出てきたときは不思議な気持ちだったが、そこから伝わってくるのは、“自らであることに誇りをもって堂々としている。すがすがしさ。力強さ。”その感じは、オオキンケイギクヤマブキの持つ“表現”という性質とぴったり重なった。もうひとつ出たツルマンネングサは、とても欲しかったマウントフジフラワーエッセンス。自らを省みるような性質のものだと認識しているが、ポプラの姿のようにすがすがしく堂々とした姿でいるためには、やはり必要な要素であるように思う。この週も、彼とのケンカがあったが、自分から和解の電話をかけたのは、ツルマンネングサのおかげかもしれない。


<補助講座B>
 印象に残った言葉。“傷こそ癒されたあとは宝物”“自分の内側の異性を投影できる相手を好きになる”“道を求める人は深刻になりやすい” 


<C 第4チャクラの回>
 とても楽しみにしていた回。この回の直前、マザーテレサのテレビ番組を見て感銘を受けた。まさに、無条件の愛を垣間見ることが出来た、という感じ。
 印象に残った言葉。“ハート(第4チャクラ)から始めるのが安全”“手のひらはハートチャクラの一部。ハートは他人と手と手をつなぐ部分(=手をつなぐということは、ハートをつないでいるということか!)”“手をつながなければ上にいけない”

 この回のリーディング実技では、初めてペアで相手に選ぶということをした。ドキドキ・・・うまく選べたのか、ちょっと心配だった。でも、自分にはうれしいマウントフジフラワーエッセンスを選んでもらって感謝。
 ツバキダンコウバイミツバツツジタチツボスミレツバキはハートの躍動感、ワクワクを呼んでくれるもので、無条件にうれしい。ダンコウバイは第3チャクラの回のときのツルマンネングサのように、相手への否定的な思いを払拭させてくれるものという気がしてうれしい。ミツバツツジは、第2チャクラ次元の愛から第4チャクラ次元の愛への変換の手助けをしてくれるかも、と思えてうれしい。タチツボスミレは、結界を作ること、表現することを助けてくれる。影響を受けやすい自分、第3チャクラで表現をあらわすオオキンケイギクヤマブキが出ている自分に必要なものなんだろう、と納得できた。

 第4チャクラのマウントフジフラワーエッセンスは愛のエッセンス。この回のミックスを飲んでいる間はさすがにケンカはしないだろう、と思っていたのにまたケンカしてしまった。まだまだドラマチックなのが好きなんだなぁ、自分は。でも、いいたいことをお互いとことん話し合って最後には和解できるのが救い。


<D 第5チャクラの回>
 印象に残った言葉。“第5チャクラ+第1〜第4チャクラでトラウマや痛みを感じずに癒す”“第5チャクラは2元性を超えていく”“いつもまっさらなところへ戻れる。傷ついていない、害されていない部分がある。そこへ瞬間的にゆける、ということ”

 この日のリーディング実技は、ペアを組んだ相手の人に選び合うというもの。セッションのような形式でやる間、サポートに入ったマウントフジフラワーエッセンス認定セラピストの方に様子をみて頂いて、緊張感があったが楽しかった。ボトルの数が少なかったからやりやすかったのかもしれない。うまく選べたかな?と思ったら、相手の方から「欲しかったのが入っている」と言われて安心した。
私に選ばれたのは、ニラリンドウニラはどんぴしゃり。前々から気になっていた自分自身の弱い部分に対応したマウントフジフラワーエッセンス。自分の中にある、“権威への弱さ、自分なりの正義や自分自身の正しさを見いだすことの弱さ、自信のなさ”をサポートしてくれるマウントフジフラワーエッセンス。そもそも、このマウントフジフラワーエッセンス基礎講座を受けるきっかけとなった出来事が示したのが、このテーマだった。リンドウは、自分も相手の方もふたりとも選んだマウントフジフラワーエッセンス。“ハートの痛みを取り除く。日常生活で遭遇した悲しい出来事(他人から受けた傷)を乗り越えるサポート。潜在意識下にあるネガティブ指向、未来を否定的にみる傾向に”という部分は、まさにあの出来事で受けた傷や、もともと自分の持っている傾向(そしてもしかするとそれが、あの出来事を引き寄せたのかもしれない)に対応してくれていると感じる。

 この週も、ケンカをした。理由は思い出せないようなささいなことがきっかけ。まるで、ケンカをするためにケンカをしているような。


<補助講座C>
 印象に残った言葉。“世の中でいちばん勇気のあることは?−好きな人に好きだということ(示すこと)”
 ケンカをした翌日がクリスマスイブだった。そして補助講座で上の言葉を聞いた日。迷ったけれど彼の家へ向かった。荒れた部屋に、およびでない?とくじけそうになるも、マウントフジフラワーエッセンスを飲み、笑いあうふたりをイメージして踏みとどまる。帰ってきた彼は、びっくりしていたけれど、「来てくれてありがとう」と言ってくれた。プレゼントも渡せてよかった。

・・・といいながら翌週、またケンカ。1年の終わり、最後の最後にまたケンカだ。けっきょくこのときも話し合いの末に和解はしたのだけれど。ここまで、ほぼきっかり週1ペースでケンカをしていたことに気づく。我ながら、よくもまぁそんなにできるものだと思いながら、でもしちゃうんだよね、という感じ。わかっているのは、常に私から仕掛けているということ。それも、正当な理由があってというより、いちゃもんつけているともいえるような。

 第5チャクラと第6チャクラの回の間は、5週間ほどあった。その間、マウントフジフラワーエッセンス基礎講座を一緒に受講している人と会ってごはんを食べる機会があり、その席で、参加するきっかけとなった経緯を話した。正直、この件は激しい感情とくっついているので、口にするのは抵抗があったし、話している中でその余波が若干よみがえってきたのだが、話をしたことで、客観的に眺める機会になったようだ。あの出来事は自分にとって必要だったということ。(事実を知ったことで現実が変わったので。)ただ、他人の意見(判断)の影響を受けすぎる自分がいて、特にそれが権威といわれる存在に対してはからきし弱く、抵抗力を持てなくなってしまう、ということ。自分に必要なのは、他人の意見に丸ごと取り込まれるのではなく、事実をふまえた上で、自分なりの着地点を見つけるということ、自分の内からくる判断を獲得するということ、つまり、自分を信頼する、自分のパワーを取り戻す、ということが私にとっての大きな課題でありテーマであるということを再確認することができた。


<E 第6チャクラの回>
 印象に残った言葉。“第6チャクラを中心に生きる=気づいている(覚めている)ということ。対象にふりまわされないということ。”“第6チャクラだけを活性化させても、見えていなければ機能しない(ハートを経由しない提言で、クライエントを傷つける)”私があの個人セッションで受けた傷から自分を取り戻すために必要な言葉がもらえた気がして、心に染み込んだ。
 この日の実技では、第4、第5、第6の各チャクラのエネルギーを絵にした。今回は、第1、第2、第3のチャクラの時の絵に比べて、より広大な景色や抽象的な絵が浮かんできたのだが、宿題で広々とした場所に行ってみて下さい、といわれて、そのつながりに不思議な気持ちになる。

この日のリーディング実技で選ばれたマウントフジフラワーエッセンスはナギナタコウジュ。ノーを言う勇気。境界線をひくために。タチツボスミレとつうじる性質?影響を受けやすい私にはやはり必要かもしれない。この週、バイト先で、いつも忙しくなると余裕がなくなり周りの者にあたってくる(・・・と私には見える)店長からの嫌な思いをめずらしく受けずにすんで、バイト先では穏やかだった。彼との間ではやはりいちどケンカをした。


<F 第7チャクラの回>
 印象に残った言葉。“第6から光とつながる。しかし、慢心が起こる”“第6がいちばんあぶない。見えないものが見えるが、肝心なものが見えていない状態になりうる”やはりこの件に関しての言葉には敏感に反応してしまう自分。

 この日のリーディング実技では、セッション形式で過去の記憶の書き換えを行った。私が選んだ過去は、母との間での出来事。子供時代に習っていたバレエ、それは自ら進んで習ったものではなく、母の希望で始めたものだったのだが、そこでいくつか嫌な思いをして行く事が苦痛になってしまい、しかし嫌だということが言えずさぼるようになってしまった。そのことが母にばれてしまったとき、母からちゃんと理由を聞いてもらえず、一方的に叱られたことが今でも記憶に残っている。そのときの悔しさ、悲しさ。傷ついたこと。
書き換えのステージを行った直後、ひらめいたのが、私は今その頃の自分ができなかったこと(したかったこと)を、今の彼との間で再現しているのでは・・・?ということだった。彼とのケンカのスタイルが、まさに自分がこうあればよかったなぁ、と思った内容の心境と同じように思えたのだ。それは、わかりやすくいうと“甘える”ということだった。ダメな自分や弱い自分を相手に遠慮することなく見せる、おしつけるという行為は、子供が親に甘えるという行為のひとつなのではないだろうか?私が毎週毎週、いちゃもんをつけるようにして彼にケンカをふっかけていたのは、そうやってわがままを言ってもちゃんと相手がそれに取り組んでくれる、ということを確認したいがための行動だったのかもしれない、と思った。つまり、彼とのケンカは、私にとっては最大の甘える行為なのではないか、と思ったのだ。
選ばれたマウントフジフラワーエッセンスは、センニンソウハリエンジュツリガネニンジンホトケノザ

 この回のリーディング実技や、これらのマウントフジフラワーエッセンスが作用したのかどうかはわからないが、この週は彼とのケンカはなかった。


<G 女性性と男性性の回>
 この回もとても楽しみにしていた回。印象に残った言葉。“恋愛はとてもスピリチュアルな要素がある。そして女性にとって恋愛というのは大きな比重を占める。外の世界で「あんな人・・・」と思われている男の人でも、心底好きになると女性は一気に第4チャクラのレベルにいける。男性が第4チャクラに行くと女性的になる”
 
 この日のリーディング実技は、自分の中の女性性と男性性にチューニングを合わせるというもの。私の女性性はサチヨというおばさんだった。田舎の農家のようなところで生活の労働をしていて、年よりも老けてみえる。乾いた感じ。とても真面目で勤勉、我慢強く務めを果たしているという感じ。“女”という側面を抑えている。悦び(喜び)はあまり感じられない。男性は、ヤームという東南アジアあたりの海で魚を獲る少年。まだ見習い、下っ端の身分で、親方に使われている身。自主性は感じられず、いやいや仕事をしているという感じ。にきび面で細い身体。頼りがいのある感じではなく、自信はない。このふたりのどちらかに対してマウントフジフラワーエッセンスを選ぶということだったが、講師からあらかじめ説明があった選ぶ際のサインから、ヤームを選んだ。ひとつひとつボトルのエネルギーを受け取ると、たくましくなり、妻子もでき、親の面倒を見て、皆に慕われている頼もしい青年に変化していった。
 選ばれたマウントフジフラワーエッセンスを見てみると、イタドリシロバナタンポポフキノトウキリ。最初の3つはまさしくヤームのために欲しい、と思っていたマウントフジフラワーエッセンスだったのでとても嬉しくなる。そして選ばれたミックス液を飲んでから次のステージに進むと、サチヨの方も年が若返って年頃の女性に変化したようだった。ヤームのために選んだマウントフジフラワーエッセンスがサチヨにも作用するというところに鍵というか、妙があるように思える。このふたりは別々の人格として表現されたが、そのふたりは実は表裏のようにつながっているのだろう。だから、ヤームのために選んだマウントフジフラワーエッセンスの中になぜか、まるでサチヨのために選んだかのようなキリが入っていたのではないか。キリもまた私がすごく欲していたマウントフジフラワーエッセンスだった。“ヤームが癒されることでサチヨも癒され、サチヨが癒されることでヤームが癒される。”こういう不思議なかかわり合いが女性性・男性性の中にはあるのかなと思う。そしてそれはきっと、現実世界での男女の関わりとも相似系になっているのだろうな、と思った。

 この週も、バイト上で理不尽な攻撃を受けることなく、また、彼との間にケンカも起こらなかった。


<おわりに>
 つれづれに思いついたことを書き記す形で各回のまとめを記してきたので、全体としてのまとまりに欠ける体験談になってしまった。けれども漠然と、ばらばらに見える各回のテーマの根底に流れる大きな流れというものがあった気はしている。私にとってひとつ確かなのは、マウントフジフラワーエッセンス基礎講座を受けるきっかけとなったあの出来事に対する受けとめ方が、始まる前と今とでは違っているとはっきりいえることだ。単純に時間が解決してくれたということもあるのかもしれないが、それだけでなく、自分が傷つき、つまづいてしまった原因となったテーマ、“自分の判断を信頼する”という部分に、何かしっかりとした強さのようなものが芽生えているのが感じられるのである。ショックを受ける出来事は確かに起こった。そこで自分をかき乱されるようなアドバイスを受けたことも確かだが、それに巻き込まれないところで自分なりの判断があり、それに対してイエス!と言える自分が感じられるのだ。これは、とてもとても大きな成果だと言えるだろう。

 このようにはっきりと意識して成果を得られたといえることだけではない、自分でもまだ意識できていないいろいろな影響があるのだと思っている。それはこれから時間を経る中で探し、気づいていきたいと思っている。また、できればマウントフジフラワーエッセンスプロ養成講座にも進みたいと思っているが、もう少しマウントフジフラワーエッセンス基礎講座で学んだことを自分なりに消化してから進みたいと思うので、マウントフジフラワーエッセンス基礎講座の修了後も自分なりにマウントフジフラワーエッセンスに触れながら、その世界に対する理解を深めていきたい。

 最後になりましたが、たくさんの気づきをくださったパビットラさん、サンバドさん、本当にありがとうございました!おふたりの毎回のやりとり(夫婦漫才のような)が密かに楽しみでした。そして縁あって一緒にこのマウントフジフラワーエッセンス基礎講座を受講することになった皆さんにも感謝しています。楽しく充実した時間をありがとうございました。