| 〜フラワーエッセンスの講座から〜
 絢子
                   わたしが、今回の「バッチフラワーエッセンス基礎通信講座」の中で得られた一番大きなこと…それは、「ゆだねる」ということについて、体感を通して理解が深まったことだと思います。
 
 「主体的でありながら、受容していく」という、相反する言葉の意味が、頭ではわかっていても、体感として得られておらず、生きづらさが多少残ったまま、今回の「バッチフラワーエッセンス基礎通信講座」をスタートしたのでした。
 
 
 毎回フラワーエッセンスをリーディングし、どういう感覚が生じるのか、心の動き、体の感覚、外側に現れる出来事に対して、敏感すぎるほどに意識的になる…ということを繰り返してきたように思います。
 
 最初のころは、よくわからないので、頭で思い込もうとすることもありましたが、慣れとは面白いもので、回数を経るに従って、感覚を使うことが当たり前になって、日々の一瞬一瞬を、意識的に生きていけるようになり始めている自分に気が付きました。
 
 この世界の人は、無意識に日々を過ごしているゾンビのような人だらけだなあ…と思っていたけれど、わたし自身こそ、ゾンビのようだったのだと気が付きました。
 
 日常の中の些細な事柄のなかにも、肉体的感覚や、心の動きを通して、心地よく生きるための知恵に繋がる学びがあることに気が付きました。
 
 「目に映るすべてのことはメッセージ」という歌がありますが、そのような気持ちで生きることを、謙虚な生き方というのではないかと感じています。
 
 
 「バッチフラワーエッセンス基礎通信講座」を受ける前も、7年ほど、自分の感覚でフラワーエッセンスを選び、飲用していましたが、今回の「バッチフラワーエッセンス基礎通信講座」で、毎回ペンジュラムでリーディングするという作業を通して感じたことがあります。
 
 この方法は、ある意味「魂のメッセージ」を聞くことであり、それによってリーディングされたフラワーエッセンスを通して体験することは、「魂との対話」のようだと思いました。
 
 「わたし」という存在のバランスをとるには、肉体サイドのわたしと、魂サイドのわたしの対話が欠かせないと実感しました。
 この2つのわたしが、どちらの望みも叶えつつ、調和的に在ることが大切で、それに加えて、意識のわたしに対して受容的に在ることで、肉体を持って生きるという目的が達成されていくのだなと感じています。
 
 
 それに関連して、一人ひとりに、この地球や宇宙という空間での定められた役割があって、それを成し遂げていくために、それぞれの時空間で必要な学びが起こされていることも、最後にリーディングされたフラワーエッセンスを通して理解することができました。
 
 わたしの場合は、人が悲しむとか、苦しむとかいう姿を見るのが嫌で、「こうしたらいいのに」と、勝手に判断して、ほとんど口には出さないけど、エネルギーをとばしてしまうことがあります。
 わたし自身は経験済みで知っていても、その人には今から体験する未知の世界。
 知るチャンスを与えないことは、人生の面白さを体感するチャンスを奪ってしまうということ。
 わたしの都合で勝手な判断をする傲慢さを手放して、わたしはわたし自身の人生に集中していくことが大切だと気が付きました。
 
 
 一番印象に残っている体験は、過去世が、わたしという一点に吸い込まれてくるような癒しが起こったこと。
 フラワーエッセンスの背後にある大きな存在に包み込まれる心地よさを体験できたことです。
 
 わたしはいつも、フワフワのおくるみの中で守られている、という安心感に包まれて、生きることができるようになりました。
 
 
 「人には人を癒せない」という意味が真に理解できたのもこの時です。
 肉体存在のわたしが、より大きな空間に包み込まれ、安心感で満たされた時、内側から自ずと癒しが起こる…「自分を守らねば」という思いから解放され、被っていた鎧を外せたときは、本当に気持ちがよく、「生きている」という喜びに満たされました。
 
 
 そこから、自分の本来の性質にも気付くことができたように思います。
 「感情を思いっきり出して」とか「ワクワク、キャピキャピ楽しく」と言われても、わたしの性質には合っていない…声に出して喜ぶより、じっくり感じて、しみじみ味わうほうが、わたしには合っている…人に対しても、無理して交わろうとするより、空気のようにいて、相手が必要とする時に手を差し伸べられるよう、静かに見守っているほうが自然なのだとわかりました。
 
 たとえそれが、この世的な価値観でいいとされていることであっても、わたしにとって無理な事をすると、愛が欠けてしまう…源(神)がつくったそのままのわたしでいることが、わたし自身は勿論、周りの人にとっても、地球や宇宙という空間においても、一番心地いいことなのだと気付けたことは、本当に大きなギフトでした。
 
 
 他にも、「人間とは何か?」「わたしとは何か?」を、フラワーエッセンスがもたらしてくれる体感によって、より深く知っていけたこともすばらしいことでした。
 
 自分という存在の大きさというか、深さというか、固まったり、広がったりしながら、自由に変化していける存在であることに気が付けたので、これからは伸び伸びと生きていこうと思っています。
 
 
 また、スピリチュアルな知識がほとんどなかったわたしにとって、講師からいただけるメッセージは、いつも新しく知る喜びで溢れていました。
 
 わたしが生きている中で体験しつつも、理解できていなかったたくさんのこと、今までは点で存在していたそれらのことが、1本の線で綺麗につながったように感じています。
 その人に必要な情報は、絶妙のタイミングでもたらされるということも理解しました。
 
 
 そのおかげで、蓄えていた本や、頭の中の知識を未練なく手放すことができ、頭の中がスッキリし、考え方もシンプルになりました。
 「バッチフラワーエッセンス基礎通信講座」と共に数回持ち物の整理も行って、住環境がますますスッキリし、食べ方、暮らし方も変わりました。
 
 心も体も快適で、一瞬に集中することができているからか、アイデアもポンポンわいてくるようになりました。
 老子さんがおっしゃっていた「器は空でないと役に立たない」の意味がわかった気がします。
 
 
 フラワーエッセンスと講師に支えてもらいながら、ゆっくり安心しきって自分自身と向き合う機会を持つことができて、こういう時間が人間という存在にとっていかに大切なのかに気付きました。
 
 まずは、家という空間が、家族にとって、また訪れてくれる方々にとって、そういう場になるといいなと思っています。
 人は安心しているときにしか、自分自身をじっくり観察することができないと思うから。
 そして自身のバランスをとることが、なにより大切なことだと思うから。
 
 
 本当に中身の濃い数か月間でした。
 ありがとうございました。
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