バッチ博士のフジフラワーエッセンス プロ養成講座 体験談
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〜バッチ博士のフラワーエッセンスプロ養成講座を受講して〜
松本礼子
掲載日: 2005年 8月10日

学ぶということが久しぶりで錆びついた頭がなかなか動きませんが、遠い自由が丘まで嫌ではなく通う事ができたのはフラワーエッセンスに魅せられてきたのだと思います。勉強というと、やらされている、しなければいけない、というものと自分の中で位置づけられていましたが、ことフラワーエッセンスに関しては「好き」というのとは少し違い、心の中で「必要だ」という思いが日々強くなってきています。

結婚するまで両親と妹と4人で仲良く暮らしてきたつもりでおりましたが、改めて自分の内側を見つめてみると本当の自分を出していなかったな…と。
今回フラワーエッセンスを受講していることに母は「それを習ってどうするの?」「その資格がなんの役に立つの?」…と言い始め…。
私は幼いころから髪の毛をいじるのが好きで、幼稚園へも毎日クリップで巻いて寝てクルクルの髪の毛で通っていました。夢は「美容師さんになる事」でしたが、母の「人の髪の毛を吸って肺がんになる」などと反対され小学生で挫折。母の押し付けのピアノ、習字、そろばんは身につかず。高校進学の時も、友達と行きたい学校があったのに「女子高でなければ」と両親に決めつけられ。その後大学進学の時も「女の子だから短大で…」と言う両親を説得して大学受験するものの失敗し「だから私達の言う通りに短大にしておけば…」と言われ。「一浪させて欲しい」と頼みましたが、「女の子が浪人なんて…」とさせてもらえずしかたなく専門学校へ。ほとんど学校には行かずアルバイトと友達とフラフラしていてとても楽しい生活だったのですが、両親には我慢できなかったのでしょうね、就職させられてしまい、ふつうのOLに。でも、やはり自分らしくなく途中で「宝石のデザイナーになりたい」と思い会社を辞めて学校に行きたいと両親に告げたところ猛反対。泣く泣く諦めました。ところがこんな私でも結婚は両親の言う事を聞きませんでした。何度もお見合いをさせられたりしましたが、何かが「違うよ」とささやいていたので、自分の本当に好きな人と結婚できました。
今もバックのお教室に通っていますが「そんなに袋ばかり作ってどうするの?」「いつまでやるの?」という母の攻撃続いています。バインがたびたび選ばれて、私も母と同じように管理し、自分の思うとおりに人をうごかそうとしているなと気づきました。回りの人々の目を気にしていたり、批判してばかりいた自分が、このレポートを書きながらはっきりと見えてきました。不思議なもので同じ両親に育てられながらも妹は、自分の決めた事は押し通す強さを持っています。

「バッチ博士のフラワーエッセンス基礎講座」でそれぞれのカテゴリーでエッセンスを摂り始めて数週間して両親の所に行ったところ、いつものように父が母に命令してその日はなにがあったのか凄い勢いで当り散らしていたので「いいかげんにしろこのじじい」「なんだ親に向かってその口の聞き方は」「いつだって娘を辞めてやるわ」とスラスラ言葉が出てきてしまい自分でびっくりでした。今までもずいぶん反抗したり、抵抗したりしましたが「じじい」と面と向かって言ったのは初めてでした。その後父の態度が一変し、穏やかなやさしい父になりました。この話を講座でしたらサンバトさんが「天使の贈り物」と言ってくださったので、汚い言葉を吐いてしまって反省気味だった私は、その出来事をきちんと自分の心の中に収める事ができました。
母は父の機嫌を損ねないように父の言う事を聞き、父の目を通して世の中を見てきた人でした。私がフラワーエッセンスをはじめてから本当の自分を見ることをし、昔の心の傷、(両親に言われて嫌だった事、傷ついた事)を母とゆっくり語る事をしていくうちに、母も本当の自分を見つめはじめ、「父の付属物ではない」「命令と服従の関係ではない」と言い出し、父が母と娘にいじめられていると被害者意識を持ち始め、今後うちの家族がどうなるか、楽しみです。みんながそれぞれ自分の内側を見つめ始め、依存しあわないで暮らせるといいな〜と思っています。
それと同様に、私の内側でも今まで見ないようにしてきた事、醜い自分、消しゴムで消したい出来事…ちょっと噴出しては心の奥底に押しやって忘れたフリをしてきた自分と向き合って、癒して手放す事をしてみようと思いますが、まだまとまりがつかない感じです。自分の嫌な所、思い出したくない事ばかりが渦巻いて、暗いトンネルにいるようでしたが、フラワーエッセンスがやさしい光で出口を照らしてくれ「大丈夫よ」とやさしく寄り添っていてくれるようです。「いざない」と言う言葉がみにしみました。

「バッチ博士のフラワーエッセンス基礎講座」で各カテゴリー毎にフラワーエッセンスを自分で選んだり、選んでもらったりしましたが、選ばれたフラワーエッセンス解説を読んでいると「私はこのタイプ」絶対これが選ばれるだろうと思っていると、違うフラワーエッセンスだったりして、最初は「選び方が違ったかな?」なんて思っていましたが、よく自分を見つめていると、私が自分で思っていたタイプのその奥に隠れた感情、気持が見えてきました。長い間自分のおかれた環境において自分のキャラクターを演じていたんだと、人に嫌われたくなくて、よく思われたくて知らず知らずのうちに人に合わせたり、したくない事をしたりしてきて本当の自分を傷つけ、見失っていたんだと…そうする事が上手く生きる知恵だと思っていましたが、本当の自分を出して嫌われたっていいじゃない、自分をころして相手に合わせたのに嫌われたら救いようがないものね。まだ本当の自分探しですが、日々の生活を自分の心と身体の声に耳を傾け、正直に生きていこうと思っています。
最近実家が引越しをしたのでその時母が取っておいてくれた茶箱いっぱいの幼いころからの絵、作文、日記、成績表などがでてきました。絵を見ると自分でも忘れていた幼いころの記憶が、クレヨンの匂いとか切り絵の包装紙の柄などからよみがえり、なんとも不思議な感じでした。サンバトさんがおっしゃったように幼いころの自分を抱きしめてあげました。両親に対して不満ばかりがフツフツと湧き出していた時だったので、感謝と愛情の気持でいっぱいになりました。又、絵日記から数十年前のできごとで話が盛り上がりましたが、同じ場所で同じ物を見て同じ経験をしているはずなのに、4人の感じ方、印象に残っている物、記憶があまりにも違うのでびっくりしましたが、とても不思議な体験でした。

「バッチ博士のフラワーエッセンスプロ養成講座」ではやはりセラピスト役とクライアント役での実技は、目の前で他の人がやるのを見学できるという貴重な体験と、気がつかない自分のくせを教えていただける本当に勉強になる時間でした。私自身がカウンセリングを受けたのははじめてでしたが、初対面の人に心を開く事の難しさ、反対の立場で開いて、語ってもらう事のむずかしさを感じました。マニュアルどうりにはいかないものだと改めて感じ、人の心を扱うことはとてもデリケートで大変な事だと感じました。セラピストの方に「私を何とかして」というのではなく、私が自分自身を見つめ、何が問題なのか気づくために、寄り添っていてくれるそんざいなのだとわかりました。日ごろ隠し事のないあっけらかんとした性格だと思っていたら、なかなか心をオープンに出来ない自分と出会いびっくりでした。足元ばかり見ていないで、少し離れた所から客観的に自分を見てみる事もたまには大切なんですね。
セラピスト役を終えてからまだ1週間しかたっていないので、心の整理がついていなくて、まだテープも聞く気持になれないありさまです。あまりにクライアント役のかたにのめりこんでしまい、「私はセラピストには向いていないんじゃないか…」と…まだ収まる所に収まりきれない気持ちがうずまいています。
もう少し時間が必要かと思います。ヒーリングは手元で資料を読みながらだったので、クライアント役のかたの息を感じてしてあげる事ができず、私としてはゆっくり誘導したつもりが早かったようで申し訳ない事をしました。パビットラさんのように穏やかに、ゆったりとした雰囲気がいいな、と思いますが、私なりのセッションができるように、人をうらやましがらないであゆんでいきます。「失敗から学ぶ」ので、今回失敗したことは、私の宝物になると思います。
まず私がこのままの自分をきちんと見て、認める事、そこからはじまるのだと実感しました。まだ、認めたくない自分、見たくない自分があるので、それは薄皮をかがすように自然に受けいれられるときが来ると思います。サンバトさんの言葉のとおり「世界に一つだけの花」を心にきざんで、歩んでいきたいとおもっております。

「縁」あって出会ったフラワーエッセンス、講師の方々、クラスの人達と過ごした大切な時間を宝物に…